1973-09-19 第71回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第13号
八回観測といいますと、三十分とか一時間は予備観測いたしますから、大体一日全部をカバーするというものに近いというふうに考えていただいていいかと思います。
八回観測といいますと、三十分とか一時間は予備観測いたしますから、大体一日全部をカバーするというものに近いというふうに考えていただいていいかと思います。
○政府委員(小林行雄君) 三十一年に南極の予備観測を実施いたしましてから三十六年まで、逐次南極地域観測を行なって参りましたが、この観測の結果、得られましたいろいろな資料につきましては、観測の事項ごとに、それぞれ分析、調査、研究を行なっております。これらは御承知のように日本半術会議のシンポジウムで公表いたしまして、また、いろいろな資料等で公表をいたしております。
宮本さんの御説明でも、私たちも、きょうは地震の予備観測といいますか、そういうものの研究をしているんだという前提で話を聞いたし、それからまた、御質問もしているわけです。ところが、学者仲間のそういう言葉かどうか知りませんけれども、とにかく、何を研究しているんだかわからないという。十三年前の気持でしょうけれども、お考えになっのでしょう。
一昨年の十一月の初めに参りまして予備観測を行い、そして十一名の越冬隊員を残したのでありますが、昨年は十月の末に出発いたしまして本観測のために参ったのでありますが、気象条件が非常に悪くて氷が厚く、従って宗谷が基地に近づくことができない、ただ越冬隊員を収容して帰ってきたということにとどまったのであります。
まず第一点の外国との協力の問題でありますが、この予備観測の場合に、ソ連のオビ号に救ってもらった。それから今度の本観測の場合には、バートンアイランド号によって協力してもらったことがございまして、これは御承知の通りに、地球観測年にからむ観測はすべて国際協力という線がはっきり出ておりまして、お互いに因ったときに助け合うということは当然のことなのであります。
○辻原委員 幸いに本日の閣議で従来のいきさつから進んで継続方針が確定せられたということでありますから、それについての私の心配は消えたのでありますが、この際要望しておきたいことはこれは予備観測、本観測を通じてわれわれも当委員会で指摘をいたしました。それは現地の気象状況の把握、あるいは持って行く宗谷あるいは予備観測の際の随伴船海鷹丸、こういうものの装備等について非常に懸念される点が多かった。
ところが内閣においてはそれに異論があるというのでありますが、せっかく予備観測と本観測と二カ年続いた成果を具体的に国民の前に公表させないままに中絶してしまうということは、これはあまりにも惜しい。こういうことから、私はそれらについては、できれば最善の努力をして、再検討してでも実施することが至当ではないかと思うのでありますが、一体大臣はこの点についてはどう考えますか。
私たちに課せられました任務は、第一次越冬隊または予備観測越冬隊という名前がついておるごとく、本観測に備えて果して日本人が日本の製品をもって、いわゆる物資をもって、生活がなし得るやいなやということを解決するということが最大の任務でありました。
十二月の十一日にケープタウンを出航いたしまして、目的地に向けて一路南下を続けたのでありますが、予備観測と同様に、まず目的地へ直接突っ込む前に、エンダービーの氷を見ることによりまして、今年のリュッッオフ・ホルム湾付近の氷状がどういう傾向をなしているかということを調査する必要を感じまして、あちらに向けたのでございますが、暴風圏は、私たちの想像以上にしけの期間も短かく、意外に感じたのでありますけれども、その
本日は、参考人として本観測隊隊長永田武君、越冬隊隊長西堀栄三郎君及び宗谷航海長山本順一君の御出席を願いましたので、これより本観測越冬計画の放棄に至る経緯と、本観測に備えて行われた越冬予備観測の実情を聴取し、あわせて今後の対策樹立に資するため、各位の意見を聴取いたしたいと思います。 この際委員長からごあいさつを申し上げます。
○島居政府委員 一番最初に予備観測に出かけるときからの問題であったのでありますが、あのときは一年足らずでありました。しかし一年足らずという期間を前提にして考えられたときに、国鉄の宗谷丸と海上保安庁の宗谷が候補に上ったのであります。そのほかの船には適当な船は実はなかったのであります。しかし国鉄の方の船はいろいろな関係でいけなかったので、私の方の船に行ってもらうということになったのであります。
しかしながら、御承知の通り昨年の予備観測でほんとうに奇跡的と今から考えれば考えるほど成功しているわけであります。従って昨年宗谷が出発しますときにも奇跡を頼んだというのじゃありません。これはできることだという確信を半ば持ちながらやったということが事実でごいざます。
○政府委員(島居辰次郎君) 予備観測のとき、また今度の本観測につきましても、当然万一の場合は、閉じ込められた万一の場合ということは考えましたが、燃料とか、食糧その他十分宗谷の中に持っていかしたようなわけでございます。それからヘリコプターのお話が出ましたが、ヘリコプターはつまり宗谷が氷を割って入るときの水路、前進して行く水路の偵察というふうな意味で、ヘリコプターを持っていったようなわけでございます。
○政府委員(緒方信一君) 予備観測のときに、海鷹丸が随伴船として果した使命、それから、随伴船として行きましたのでありますが、その間、海洋調査等におきましてあげました成果、これは非常に大きなものがあったと存じます。ただ、本観測の場合に、随伴船を使うか使わないかということにつきましては、統合推進本部の総会におきましても、非常に慎重に検討したわけであります。
○高田なほ子君 その結論を今求めることは、はなはだしく困難だと思いますが、統合本部では、やはり今までの長い予備観測を通し、今回の事業を通して研究されているわけでありますから、ほぼ結論も出かかってきているのではないかと思いますが、どうか一つ、統合本部は早く、こういう問題について、忌憚のない意見を出し合って、今まで苦労された出先機関がお帰りになっても、希望を持ってお帰りになることができるような態勢を作っておいていただきたい
ただしかし、予備観測の一カ年の越冬におきます観測、あるいはまた宗谷船上におきます調査、観測、特に今年はリュッツオフ・ホルム湾で宗谷が非常に悪戦苦闘をしたわけでございますが、相当長い期間あそこにとどまったわけであります。その間におきます観測の資料はやはり相当の価値のあるものだと存じます。
辛うじて予備観測の方々だけお引き揚げになったと、こういうことでありますが、ずいぶんな資材、食糧というものがあったはずです。これはどの程度残されておりますか、お尋ねします。
○緒方政府委員 本観測におきまする宗谷の行動計画につきましては、予備観測の経験をもとにいたしまして、もちろん船長、隊長等の意見も十分伺いまして、統合推進本部の会議におきまして慎重に検討してきめたわけでございます。その検討の結果は、予備観測におきまして、御承知のように予備観測の越冬隊を上陸せしめましたあと、帰ってきます際に、昨年は氷に閉ざされまして困難をいたしました。
ただ、予備観測の際におきましては、すでにもうそういう人を頼むとしても時期おくれであるという問題もございましたし、また、関係者が慎重にいろいろ考えたのでございますが、あの経験者というのは、あのプリンス・ハラルド海岸のああいった方面についての経験者じゃないというような問題もございますし、また、何分にいたしましても、多数の人たちが参る関係上、船内におけるみんなの和といいますか、そういったような問題もございまして
ただ、昨年の国際会議でもう一年延長したいというような話が学術会議にあった、こういう点につきましては聞いておりまするが、当初の計画は、おそらく一回の予備観測と一回の本観測、それからそれに加えて本観測の引き取りの関係、この三カ年計画だったろうと私は了解いたします。
予備観測でございますが、一昨年から昨年の春までの予算でございますが、これは宗谷の改装費といたしまして六億九百万円でございます。それから宗谷の予備観測の運航費でございます。
○緒方政府委員 宗谷の現況につきましてはただいま大臣からお話のございました通りでございますが、御承知のように、一時バートン・アイランド号の援助によりまして基地から百二十キロあたりのところに参りまして、そうして本観測の越冬隊の上陸に極力努力いたしたのでございますけれども、しかし予備観測の例の残っておりました十一人の越冬隊を収容することにつきましては、飛行機をもって成功いたしましたけれども、本観測の越冬隊
○辻原分科員 昨年の予備観測の成功から、本年の本観測についておそらく全国民がその成功を期待しておったと思うのでありますが、それが今日残された若干の道はあるにいたしましても、ほとんど絶望視せられるような状態に至りましたことはまことに遺憾であります。
その線に立って今日まで予備観測、本観測へと進んできたわけでありますが、もちろんきょうこの場所で、今回の本観測がいわゆる完全に絶望視されて、現地の越冬隊員が残せないという判断を下して、その前提に立っての議論を進めることは、現地の御努力に対しても私はいささか申しわけないような気がするのであります。するのでありますけれども、しかしもうすでに残しました三名の人々も収容して、船は出発をしておるのであります。
○稲田説明員 先ほど申しましたように、前回は第一時間的の制約があって、予備観測に取りかかりましたし、予備観測から本観測までの間はさらに短い時間において考慮するという条件があって、現在に立ち至りました。もしこういう時間的の経過なしに、将来新たな観点においてやるかやらないかということを初めから考えるといたしますれば、お話のように、できるだけ大きな船を用意することが望ましいことはもちろんだと考えます。
規模を縮小いたしましても、本年度の予備観測越冬隊の学術的成果も、やがて帰ってくれば明らかになると思いまするけれども、今までいろいろ連絡のありましたことから見ましても、わが国の学界におきましては、各国の観測隊のうち相当高い価値のある仕事をしたものだというように一般に言っておりまするから、その機械をもってまた来年継続いたしまするといたしますれば、継続する部門につきましては、やはり本年同様、次の年におきましても
お話のように、その際あるいは数十億を用いて船を作るというようなことも考えれば考える問題でありましたでしょうけれども、何としても予備観測に出ますのは翌年でありまして、相当な船を建造いたしますには少くとも二年あまりかかる、また当時造船状況をいろいろ調べましたところ、あいている造船船台等もそうないので、これは前もって計画しなければならぬといったような状況でございました。
○緒方政府委員 お話の通り非常に貴重な研究資料と予備観測の資料といたしましても持って帰られることと思いますし、ただいま行っております本観測の人たちがかりに越冬ができない、万一できない場合にいたしましても、船上観測等で相当貴重な研究を遂げてくるものと存じます。
宗谷は前回の予備観測の経験にかんがみまして、一昨年より十八日早く、すなわち十月の二十一日に東京を出港いたしましたのであります。これは昨年二月十五日に離岸いたしまして、帰る途中氷に閉ざされた苦い経験もございますので、どうしても二月の上旬に現地を離脱する方がよろしいということにいたしましたので、従って、東京の出発も早くしたようなわけであります。
またもしそういう重大な時期に相なるという見通しがつくとすれば、一刻も早く予備観測隊員を救出する方法をまず第一に考えなければならないが、その方法、施策はどういう方策をとられるか、この点についてきわめて重大でありまするから、この際その計画を明らかにしていただきたいと思います。
そういうふうな状況でございまして、もしも予備観測一年で終るという状況でしたら、これはいろいろの御意見を取り入れて万全の対策をとっていく必要がございましたが、予備観測は本観測のための事前の観測である、しかも船長の技倆というものに信頼を置いておりましたわれわれとしましては、むしろアイス・パイロットを連れてくることによってマイナスの面が相当考えられたわけでございます。
○佐藤(觀)委員 もう一つ永田隊長にお伺いしたいのですが、この観測について、今西堀割隊長がおられませんから言いにくいのでございますけれども、永田隊長と西堀副隊との間に多少観測についての意見の相違があるということを聞いておるわけなんですが、この予備観測を通じて、どういうような結果が出ているかということを一言だけ御発表いただきたいと思います。
予備観測によりまして、いろいろなデータが集められたわけでございますけれども、このたびの資料や経験を本観測に十分に取り入れられまして、隊長さんの方でも、これでよい、統合本部の方でも自信満々、さあと言って送り出すような態勢を十分整えていただきたいことをお願いいたしまして、私の質問を終ります。
なお、本年度は国際地球観測年の本観測の年に当っておりますので、前年度の予備観測に引き続き南極地域の観測を含め八億五千万円の経費を計上したのであります。 第五は教育の機会均等の確保に必要な経費であります。
私、昨年の予備観測のときに御質問申し上げまして、前文部大臣の清瀬先生がそこにお見えになっていらっしゃいますけれども、あの宗谷の能力では不安心ではないかということを伺いましたところが、それは大体大丈夫だというような自信のあるお答えでありました。これは前の学術局長、今の次官の稲田さんもそのように申されておりました。
無理とわかっていることを強行するというようなことは絶対に避けなければならぬ、そこで今回いよいよ予備観測の一行が帰って参りますれば、この諸君を交えて、今後の対策を作るにつきましては、お話にもございましたように無理は決してしないという心持で対策を考えてみたいと思うのであります。
なお本年度は国際地球観測年の本観測の年に当っておりますので、前年度の予備観測に引き続き南極地域の観測を含め八億五千万円の経費を計上したのであります。 第五は、教育の機会均等の確保に必要な経費であります。